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消費者金融のお借入れがある場合の住宅ローン。見られ方と、お申込み前に整理すること
「消費者金融から借りたことがあると、住宅ローンは一生組めない」という話を聞いて、相談に来られない方がいます。結論からいうと、一律に不可ではありません。ただし、銀行のカードローンより慎重に見られやすいのは事実で、残高・件数・利用歴のどこが見られるかを知っておく必要があります。この記事は今週の親記事として、見られ方とお申込み前の整理を順番にまとめます。今週は、完済後の扱い、配偶者のお借入れ、申告の範囲など、関連する疑問を毎日公開します。
この記事について
- 一般的な考え方の整理です。金融機関ごとの基準は公開されておらず、実際の判断は金融機関が行います。
- 「消費者金融」は貸金業者からのお借入れ全般を指して使っています。会社名による違いは扱いません。
なぜ慎重に見られるのか
金融機関は、消費者金融のお借入れを「生活費や急な支出を、比較的高い金利で借りている状態」と見る傾向があります。銀行のカードローンも同じお借入れですが、消費者金融は金利が高いことが多く、返済が続くと家計への負担が大きいため、返済負担率とは別に「家計の余裕」の観点で見られます。
ただし、見られるのは「現在の状態」が中心です。過去に利用したことがあるだけで、いまは完済して契約も解約されていれば、影響は小さくなります。
どこが見られるか
| 見られる点 | 影響の傾向 |
|---|---|
| 現在の残高 | 返済額が返済負担率に入る。残高が大きいほど影響が大きい |
| 契約の件数 | 残高ゼロでも契約が残っていれば「いつでも借りられる枠」として見られることがある |
| 利用の頻度 | 借りては返すを繰り返していると、家計が回っていないと見られやすい |
| お支払いの記録 | 遅れがあれば、消費者金融かどうかに関係なく記録として見られる |
| 完済・解約の時期 | 完済して解約済みなら、契約情報は一定期間後に消える。利用歴が残る期間は明日の関連記事で扱う |
お申込み前に整理する順番
- 残高と件数を正確に把握する。 記録機関から取り寄せると、ご自身が忘れている契約も含めて確認できます。
- 金利の高いものから完済する。 手元資金で完済できるなら、頭金に回すより効果が大きいことが多いです(手元資金をお借入れの整理と頭金のどちらに使うか)。
- 完済したら解約し、証明を残す。 完済しただけでは契約が残ります。解約の手続きをして、完済証明書か解約の記録を保管します。
- 完済できない残高は、まとめて検討する。 住宅ローンと合わせて既存のお借入れをまとめて検討できる商品があります。条件は金融機関によって違い、消費者金融のお借入れを対象にするかどうかも分かれます(今週の関連記事で扱います)。
- お申込み書には、すべて正確に書く。 消費者金融のお借入れを書かずに出すと、確認の段階で分かります。書いたうえで、整理の計画を添えるほうが検討されやすいです。
金融機関の型による違い
消費者金融のお借入れがある場合、金融機関の型によって扱いが大きく分かれます。一般的な傾向として、都市銀行は慎重、地方銀行・信用金庫は個別に見る、住宅金融支援機構の提携ローンは返済負担率を中心に見る、と言われています。同じ内容を何社にも出すより、型を選んでから 1〜2 社に絞るほうが、記録を増やさずに済みます(複数の金融機関へ同時にお申込みすることの是非)。
今週の関連記事(公開予定)
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